不安の中の退院

潰瘍性大腸炎の大腸全摘出第二期手術が終わって約二週間。抜糸も終わり、それでは退院と言う運びになりました。
いまだ肛門からの水便の漏れは続いていますし、そのためにお尻の皮膚は荒れて酷い状態です。それでも抜歯が終わってしまえばそれらも単なる経過観察に過ぎず、軟膏を渡しておけば治療行為はほとんど無くなりますから、入院している意味も無くなってしまうのです。

執刀医で現在の主治医であるK先生によれば、「今後時間と共に小腸及びJパウチ部分での水分吸収能力は上がっていくと思うので、数ヶ月経てば現在より大分状態は良くなり漏れも減ってくるでしょう」との事。
人間の消化器官で水分吸収を受け持つのは大腸です。そのために大腸を全摘出した人は、胃と小腸で分泌した大量の消化液(1日3リットルと言われます)がそのまま排出されます。が、人間の体は良く出来ているので、大腸が無くなってしまうと自然に小腸後半部がその代わりをするようになってきます。特にJパウチ部分のように便を貯めて置く袋を作っておけば、水分吸収時間も長くなり、通常の便とだんだん近くなって行くというわけです。

本来は第二期手術の前にもう少し便の水分量が減るまで待つべきだったと思います。しかし、私の仕事のスケジュールの都合もありますし、私自身が2ヶ月での退院を主張したので仕方ありません。何度も口をすっぱくして言いますが、手術を選択したら決して後戻りできません。摘出してしまった大腸が元通りになることは決してありません。自分の選択を受け入れるしかないのです。

7月退院して仕事は12月頃まで自宅療養のため休むと会社に伝えて了承を貰っていました。その間に何とかなればいいのですが。
その日出勤していた看護師さんたちがみんな入れ替わり立ち代りベッドまで来て励ましてくれました。消化器フロアの看護師は4チームに分かれているのですが、2ヶ月以上も居れば担当チームじゃなくても全員顔馴染みです。
7月の中旬、暑い暑いよく晴れた日の退院でした。

投稿者: ibdlife

潰瘍性大腸炎を20代で発病しましたが、既に私も50代。思えば長々とこの病気と付き合ってきたものです。まあ大病しても人生どうにかなるものです。絶望したらそこで終わり、気楽に生きましょう。 人工肛門ですが、旅行好きです。一人でどこへでも行けます。飛行機に乗って海外にも行けますよ!

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