オストメイト(というか私)が旅行に持って行く必需品

別に私が全オストメイト(人口肛門保有者)を代表しているわけでもなんでもないのですが、私が旅行時に必ず持っていくもの、持って行ったら便利なものをまとめてみました。もちろん人によって異なると思いますし、私はオストメイトの大部分を占めるコロストミー(大腸人口肛門)では無くちょっと特殊なイレオストミー(小腸人口肛門)なのでその違いもあると思います。その点も踏まえてご参考にしていただければと。これからオストメイトの仲間になる方にも有益な情報になる事を願っています。

替えのパウチ

替えのパウチ
替えのパウチとリムーバー、パウダー
日帰りの時は1セットですが1泊以上の旅行時は必ず4~5セット持って行きます。

何は無くともこれは絶対に必要です。ただし、「自分は5日ローテーションなので、出発前日に貼り替えれば7日の旅行だから1枚持っていけばいいや」などとお考えのあなた。あま~い!とんでもなく甘いです。何故か旅行中は極端にパウチの持ちが悪くなります。立ったり座ったりなど粘着面への負担が多くなる事や、移動中座りっぱなしでお腹の皺が常時よってしまう事や、旅先でおいしい物を食べて消化液がガンガン出てくることなども関係しているのかもしれません。長持ちタイプのパウチでも1~2日で漏れが始まることがよくあります。
オストメイトなりたてのころ、名古屋で用事があったために自家用車で深夜高速に乗って向かい、名古屋直前のサービスエリアで車中泊したんです。もちろん出発前にパウチは交換済みです。しかし、寝る前に食べた激辛タンタンメンが悪かったのか翌朝漏れてしまいました。慌ててサービスエリアのオストメイト用トイレで替えのパウチに交換しました。一安心と思いきや、走り出した直後にお腹の辺りに生暖かい液体の感触が・・・。次のパーキングエリアで停めて確認するとやっぱり漏れていました。3日の旅行だったので替えのパウチはさっき交換した1枚しか持って行かなかったのです。まさか1日で2枚漏れるとは想定外でしたから。このままでは車から降りることができません。ましてや人に会う予定もあるのです。仕方なく次のインターで降り、Uターンして一旦自宅に戻ることになりました。その日の内にまた名古屋入りしないといけませんので、自宅でシャワーを浴びてパウチを貼りなおし、そしてまた高速に乗り名古屋へ向かい夜の10時過ぎに到着。東京~名古屋を1往復半ですから1000キロ以上を1日で走破し、えらい目にあいました。もちろん初日の予定はめちゃくちゃ。これ以来、数回パンクしても大丈夫なように、旅行には替えパウチを4~5セットは持って行きます。かなりかさ張るのですが安心にも繋がりますので仕方ありません。パウダーや剥がす時のリムーバーももちろんお出かけセットに入れています。

タオル

タオル
タオルも旅行では何枚か持って行きます。

これもパンクした時に押さえたり、パウチ交換時の洗浄に使ったり、非常に重要なので何枚か持って行きます。パウチと違って、旅先のホテルに着きさえすれば、洗って乾かして翌日も使えますので、数枚程度あれば大丈夫なことが多いです。
タオルもかさ張るので困りますね。足りなくなったらコンビニでも買えますから、荷物が入りきらない時は1枚だけ持参して後は現地調達でもいいかもしれません。

簡易ウォシュレット

簡易ウォシュレット
簡易ウォシュレット
伸ばすとこんな幹事。
シュピューラー
シュピューラーが正式名称のようです。

電動タイプも持っているのですが、この手動タイプを入手してからはこればかり使ってます。小さくてかさ張らないし、軽いし、その割に機能は電動と大して変わらないし。
肛門が無いのに何故必要かって? まあ以前は2孔ストマで肛門からの漏れもあったので必要と思って買ったのですが、1孔の永久ストマになった今でも手放せません。
オストメイト用トイレもずいぶん増えたといってもどこにでもある訳ではありません。ウォシュレットですら無いところも未だに結構あります。そういうところのトイレで、これに水を入れてストマの排出口から流し込み、パウチ内を洗浄するのです。特にイレオの人には消化液のアルカリ成分も水で流し出せるので有効です。何度か水を入れて排出を繰り返せば、ストマ周りについている便もきれいになってすっきりです。(ただし、脱臭フィルターの持ちは悪くなるので注意)
また、オストメイト用トイレやお風呂場以外で緊急にパウチ交換をしなければならない場合はこれでパウチを剥がした後を洗浄します。便や消化液をきれいに除去しないとすぐにそこから漏れ出しますので、旅先のパウチ交換は自宅よりずっと手間が掛かります。
洗浄時にはもう少し容量が欲しくなりますが、そうなったらペットボトルでいいのですから現地調達できます。500mlくらいのお水のペットボトルを買いましょう。

メディカルテープ(サージカルテープ)

3M ネクスケア マイクロポア メディカルテープ
3M ネクスケア マイクロポア メディカルテープ

便利グッズでも書きましたが、これも旅行には欠かせません。パウチが剥がれかけてきた補修に必要です。私は凸面板のパウチを使用しているので、面板の端が浮きやすいのです。そこから剥がれてきて漏れるパターンも多いので、旅行に出かける時は事前に面版の端を上下左右これを使ってがっちり肌に固定してしまいます。
漏れ始めた時に、これで最後の数分を稼いで助かった事も数度あります。
詳細は便利グッズのページをお読み下さい。

ハサミ

ハサミ
コロプラストのスターターキットに付いてきたハサミ

私はプレカットの面板しか使わないので本来必要無いのですが、メディカルテープのカットなどに使っているため持って行きます。しかもコロプラストのスターターキットに付いている先の曲がった面板カット用の奴。何故か使いやすいですし切れ味もいいので。面板を毎回切る必要のある方は、これが無いと話しにならないですよね。事前に必要数をカットして持っていくという手もありますけど。
なお、サイズにもよりますが飛行機移動の場合、機内持ち込み手荷物には危険物として入れられないと思いますのでご注意下さい。

アルケア脱臭フィルター

アルケアガスクリン
アルケアガスクリン

便利グッズにも書きました。イレオの場合、パウチのフィルターがすぐに駄目になってしまう(コンバテックは特に水分に弱い)ので必要でした。私はこれを1シート必ず携帯していて、ちょっとフィルタの効きが悪くなって臭い始めたなと思ったら、パウチ標準のフィルタは塞いでこれを貼り付けます。自家用車などは全然気にしないで済みますが、通勤電車やバスなど、他人との距離が近いと神経質になりがちな私としては精神的にも楽になれるグッズです。
詳細は便利グッズのページをお読み下さい。

ベッド用防水シート

防水シート
イレオなのでこれが無いと汚しそうで寝られません。

これはイレオストミー限定かもしれません。ホテルなどに泊まった時、ベッドでパウチがパンクした場合、水便で盛大に汚してしまいます。オストメイトになって以降、合計で30泊くらいはしてると思いますが、実際にパンクした事や汚してしまった事は一度も無いのです(自宅ではあります)。しかしもしもってのがありますから念のために敷いて寝ます。コロの人は漏れてもニョロ、ポトリですがイレオはジャーと出てしまいますからね。意外と掛け布団は無事です。だから敷布団やベッドマットを汚さない工夫が必要なのです。
以前は紙パンツを履いてパウチもその中に入れて寝ていたのですが、紙パンツは泊数によって数枚必要な事を考えると持ち物として1枚で済むこちらの方がかさ張らないので最近は専らこれにしています。自宅ベッドもこれを敷いて寝ています。セルヴァンと言うメーカーを使ってますが、1年ほど使うと端が丸まってくるのが難点。2年以上経つと洗濯で防水コーティングがボロボロと剥がれてきます。もう少し寿命が長いものを物色中。

障害者手帳

障害者手帳
旅行では何かと便利に使えます。障害者の権利でもあるので出し惜しみはしません。

外出時には必ず持って出ますが、旅先で何かと利用させていただいてます。これを見せると障害者料金で安くなるんですよね。フェリー等の交通機関や観光施設、事前にどこで使えるか調べておいた方がいいでしょう。ただし絶対に無くさないようにして下さいね。
高速道路の割引は、登録された自家用車のみなので、旅先で借りたレンタカーなどには適用されません。こないだそれを勘違いしていてちょっと恥をかきました^^;。

 

ひとまずこんなところでしょうかね? 便利なものが見つかったら順次追加していきます。

投稿者: ibdlife

潰瘍性大腸炎を20代で発病しましたが、既に私も50代。思えば長々とこの病気と付き合ってきたものです。まあ大病しても人生どうにかなるものです。絶望したらそこで終わり、気楽に生きましょう。 人工肛門ですが、旅行好きです。一人でどこへでも行けます。飛行機に乗って海外にも行けますよ!

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