アルケア ユーケアTD レビュー(その2)

現在ユーケアTD(プレカットタイプ)で過ごしているのですが、どうも私の水便では2日持たせるのはかなり厳しそうだというのが判ってきました。昨日は48時間持たせて、夕食前に替えようと思っていたのですが、タイミング悪く夕食の方が先に来てしまいました。その後、「風呂の時でいいや」と(裸になったり洗浄したりが楽)油断したのもつかぬまにパンクしてしまいました。全体に「溶け」の進行が早く、ほんの数時間が命取りになります。
特に水便だと漏れるといきなり「ジャー」と出るので、パウチ管理がこれ以上に重要になりそうです。

下は先ほど替えた約24時間経過後の面板と新品の面板を比べた写真です。(一応ちゃんと洗いましたがまだ黄色いのはご容赦を)

ユーケアTD侵食の進行具合
ユーケアTD侵食の進行具合

左が新品です。ごらんのように「溶け」の侵食が4時方向と9時方向(裏側から見てるので逆に考えて下さい)に広がっています。本日の腸の調子は普通で、泥状便と水便が交互に出てくる感じでしたので、この侵食スピードが今後の目安となりそうです。
あと12時間程度は持ちそうですが、24時間はちょっと無理に見えます。36時間で交換というのがパンクさせないための当面の目安となりそうです。

もうひとつ問題点があります。ごらんのように皮膚との接着部分が溶けてくるので、そこの隙間に消化液が入り込んで皮膚を荒らしてしまいます。今回もストマ周りの痛みによって張り替えを決断しました。皮膚はやはり赤くただれ掛けていましたのでパウダーを振ってから新しいパウチを装着しましたが、痛みがあるのにまだ漏れないからと交換を引っ張るのは禁物なようです。

う~ん、やはりこの点ではコンバテックの方が優秀です。コンバテックは「溶け」が始まっても隙間が空きにくい素材で出来ています。皮膚との接着力は落ちるのですが、面板は水分を含んでむしろ膨らんできます。ですので、消化液が入り込み難いのか、あまりこの段階での皮膚荒れは起こりませんでした。
お互い一長一短ですね。どちらの長所も兼ね備えた優秀なパウチが出来ないものでしょうか。

投稿者: ibdlife

潰瘍性大腸炎を20代で発病しましたが、既に私も50代。思えば長々とこの病気と付き合ってきたものです。まあ大病しても人生どうにかなるものです。絶望したらそこで終わり、気楽に生きましょう。 人工肛門ですが、旅行好きです。一人でどこへでも行けます。飛行機に乗って海外にも行けますよ!

「アルケア ユーケアTD レビュー(その2)」への2件のフィードバック

  1. ibdlifeさん、はじめまして。
    ストーマ周囲に付けるペーストやパテは併用されていないのでしょうか?
    IBDでストマの方々は、どうしても水溶性の便になり装具の持ちが悪いので、みなさんそれらを使用されているようですよ。
    どの製品が良いかは残念ながら紹介できませんが、試してみてはいかがですか?。
    ちなみに、自分はコロストミーなので装具のもちは比較的よく、基本的には必要ないのですが、ただいまシリコーンパテのサンプルを入手して実験中です。

    1. KenUさん、初めまして。コメントと情報ありがとうございます。
      コンバテックの方は、以前はめったに漏れなかったので必要を感じていなかったのですが、昨年後半以降時々バリケア・ウェハーを使っています。病院でWOCナースに使い方を教えてもらいました。
      ただユーケアTDは簡単にぺたっと貼れるのが良い所なので、手間が掛かることは避けたい思いなのですが、あまり持ちが悪いようだと使った方が良さそうですね。
      ギター弾かれるんですね。実は私もです。

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