食事も治療のひとつな訳ですが・・・

食事は術後2日目の昼食から始まりました。最初は流動食というほとんど出し汁のようなものが出ます。

治療計画書入院時に「治療計画書」という表をもらい、確認のうえでサインさせられるのですが、それによると腸管切除術の場合、食事は術後4日目以降から始まる事になってます。従って2日目から食事開始というのはかなり早めですね。これは腸管の途中に縫合部分が無い(要らない部分を削除した末端をストマに作った)ので、途中の接合の回復を待つ必要が無いためと思われます。

最初は流動食から始まり、1日経過するごとに、「三分粥」「五分粥」「全粥」「常食」となります。常食になれば点滴も終了の予定です。

三分粥まあ、この食事も治療の一環なので味の方は我慢が必要です。何しろ病院食は味が無いです。
最初の「流動食」(起き上がれて無いので写真無し)はほとんど白湯と出し汁なのでどうって事ありません。飲めばいいだけでしたから。
次の三分粥、これはどうしても飲み込めずそれぞれ一口ずつ口に入れるのがせいぜいでした。味の無いお粥、まあこれはいいとして謎の緑のペースト、そのまま薄い汁にすればいいものを何故かとろみを付けてわざわざ飲みにくくしている汁はどうしても無理でした。ピンク色のものは多分ヨーグルトとフルーツをミキサーにかけたものと思われますが、既に食欲を完全に失っている私にとって、口に入れる気も起きないものでした。

五分粥うって変わって五分粥になると急に普通の食事っぽくなります。ご飯はおかゆですが、おかずはほぼ形のあるものになりますので、やっと満足な食事にありつけた気分になります。
そこまでは良かったのですが、パウチのパンクが起こり始め、この後食事どころでは無くなってしまいます。その件は次回書くとして、パンク時の処理を出来るだけ楽にするには出る物が少なければいい訳です。という事で私は自主的に食事をほとんど食べなくなってしまいました。これ、本当は駄目です。食事が取れるようにならないと治療は先に進んでくれません。ですが、とても食べる気にならないのです。

患者が食べられないとどうなるか・・・、体力を維持させるために点滴他の栄養摂取が試みられるので、却って患者は辛くなります。その話も後日ですが、皆様くれぐれも食事はちゃんと食べましょう。毎回食事をチェックされますが、完食すると看護師さんがとても喜んでくれます。

投稿者: ibdlife

潰瘍性大腸炎を20代で発病しましたが、既に私も50代。思えば長々とこの病気と付き合ってきたものです。まあ大病しても人生どうにかなるものです。絶望したらそこで終わり、気楽に生きましょう。 人工肛門ですが、旅行好きです。一人でどこへでも行けます。飛行機に乗って海外にも行けますよ!

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