ストマで行く新幹線の旅

凄く久しぶりに新幹線で旅をしました。今回は東北新幹線で仙台です。東北新幹線やまびこ

仕事の関係もあって、旅は自家用車か飛行機が多いので、新幹線はあまり乗りません。東北新幹線は15年ぶりくらいです。あの頃はまだ手術前でした。
だいたい鉄道の旅はオストメイトには結構辛いものがあります。いつも大は満員の狭くて汚い駅のトイレ。新幹線はいいのですが、そこに至るまでの満員電車や、結構な距離の徒歩移動。トラブる要素が満載です。

とは言うものの、最近ストマの調子もいいことですし、自家用車で行って雪になるのも大変なので久しぶりに挑戦。

障害者割引の切符永久人口肛門保持者は大抵4級の障害者手帳をお持ちのはず。それを使えばJRの切符が障害者割引になります。
割引になるのは乗車券のみで、それが半額になります。特急料金や最初から割引になっているものは対象外です。
今回の場合は東京から仙台までの乗車券が半額の2,970円、それに特急指定席が4,750円で7,720円。通常ですと1万円ちょっとなので、全体で3割弱の割引になります。
えきねっと」で席の予約や席指定をする事もできます。この場合は少し注意が必要です。先ほど書いたように障害者割引は乗車券のみにしか使えません。ですので予約時には指定席券のみを申し込んで下さい。そして受け取りは「みどりの窓口」か「びゅうプラザ」で行ないます。乗車券はその時に障害者手帳を出して購入します。みどりの窓口は混んでいる事が多いのですが、対面でないと障害者割引は使えません。指定席券売機の方が受け取りは簡単なのですが、その理由で我々は使えません。
もうひとつ、「えきねっと」では「トクだ値」という新幹線の割引料金があるのですが、これはあくまでも乗車券と指定席券のパック料金ですので、これの乗車券部分だけをさらに割引には出来ません。従って通常は10~15%割引のチケットですが、乗車券の障害者割引と正規の指定席券を買った方が安くなります。
ただし、「トクだ値」ではごく少数30%以上の割引で売る事があります。この場合は障害者割引を使うより安くなることがありますので、計算してどちらが得かを選択してください。トクだ値を選んだ場合は障害者割引は関係なくなりますので、自動券売機で受け取る事が可能になります。

飛行機に比べるとJRのチケットシステムは遅れていると言わざるを得ません。未だに1ヶ月前の予約しか取れませんし、ネットで予約した切符も(当日でも構わないですが)受け取りに行かねばなりません。我々のような障害者割引を使う場合はわざわざ混んでいるみどりの窓口に並ばねばなりません。
その点飛行機はスマートです。私はJAL、ANA両社のマイレージ会員ですが、予め会員情報として障害者手帳の番号を登録しておけば、通常料金と同じようにネットでチケットを購入できます。JRも早くそうなればいいんですけどね。

仙台駅の多目的トイレまあ新幹線車内のトイレは昔に比べればずいぶんと綺麗に現代的になりましたが、ウォシュレットが付いているわけでもなく、ましてやオストメイトトイレはこの先も付く事は無いでしょう。以前書いたような簡易ウォシュレットのようなものがあると便利で清潔です。
また、大きな駅には最近の公共スペースの例に漏れず、オストメイト設備が整いつつあります。写真は仙台駅の新幹線改札口内にある多目的トイレです。非常に清潔で帰りの電車に乗る前にパウチの洗浄とチェックをするのにありがたかったです。

今回一人旅で一番問題だったのは、行き帰りともに窓際の席を取ったのですが、隣人に恵まれず、自分の前に荷物を大量に置いて「とおせんぼ」されちゃいました。これではトイレに行きたくとも気が引けて行きにくいです。本人は悪気は無いのでしょうが、ちょっと困りました。やはり窓際は諦めて通路側の席を取るべきでした。

投稿者: ibdlife

潰瘍性大腸炎を20代で発病しましたが、既に私も50代。思えば長々とこの病気と付き合ってきたものです。まあ大病しても人生どうにかなるものです。絶望したらそこで終わり、気楽に生きましょう。 人工肛門ですが、旅行好きです。一人でどこへでも行けます。飛行機に乗って海外にも行けますよ!

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