大腸の無い生活2(外出の必需品)

大腸全摘出手術後は、手術前のように下痢や下血を大量に漏らすようなことはなくなりましたが、ポタポタと水便(消化液)が漏れて来るので、数時間以上の外出にはそれなりの備えが必要でした。

紙おむつ
通常のパンツではズボンまで汚れてしまうので、紙おむつ(リハビリパンツ)は必需品です。当時から介護用として様々な製品が売り出されていました。漏れの量自体はそれほどたいしたことは無いので、薄手で外から装着しているのが判りにくい製品が望ましいですね。
常時はいて出かけるものとは別に、替えを2枚持っていました。お尻がひりひりしてきたら交換のサインです。

生理用ナプキン
もちろん女性用です。丸一日出かけている場合は、少し汚れただけで紙パンツを交換するのは不経済なので、お尻の所に生理用ナプキンを敷いてそれを何度か交換していました。ギャザーや羽が付いているものでも、お尻の場合は女性器とは違って横漏れしやすいので、その場合は紙パンツを交換します。
自分で買うのは抵抗があるので、いつも家内に買ってもらっていました。

タオル
何かと必要です。障害者用トイレが使える場合はそこで汚れたお尻や股を水で拭いたり、少しズボンや衣類が汚れてしまったら、簡易的に染み抜きしたり。これも常時2枚持っていました。

リンデロンVG軟膏
お尻や股が消化液で荒れてしまった時に塗ります。色々先生と相談していくつか試しましたが、これが一番効きます。ただし、ステロイド軟膏なので、あまり長期に頻繁に使うとその部分の皮膚が薄くなったり、黒ずんできたりしますので注意を。
ここぞという時にこれを塗り、普段はワセリンで痛んだ皮膚を保護するという使い方がいいと思います。

白色ワセリン
というわけでワセリンも。チューブタイプが使いやすいです。これは軟膏のベースになっている素材なので、薬剤が入っていませんし無味無臭、皮膚への刺激もありません。というかそういう香料などの入っていないワセリンを選んで下さい。
これは私が常用していた製品。

携帯用ウォシュレット
外に出ると洗浄便座のあるトイレに常時入れるとは限りません。公園のトイレに入る場合もあります。そのために携帯用のウォシュレットは必需品でした。
ウォシュレットはTOTOの製品名ですね。携帯用お尻洗浄器とでも言った方がいいでしょうか? 当時(今でもかな?)TOTOと松下電工(現パナソニック)で出していましたが、私はちょっぴり安い松下電工製のハンディー・トワレを使っていました。
下の写真がそのものですが、永久ストマとなった今ではほとんど出番が無く仕舞い込んだままです。これは今は新型になっているようです。

ハンディ・トワレ
半透明の部分に水を入れて使います。
ハンディ・トワレ
畳むとコンパクトになります。

 

 

 

 

 

これらを常時持って行ってました。外出時には結構な荷物になりますね。

人気のTOTO製と新型になったパナソニック製

投稿者: ibdlife

潰瘍性大腸炎を20代で発病しましたが、既に私も50代。思えば長々とこの病気と付き合ってきたものです。まあ大病しても人生どうにかなるものです。絶望したらそこで終わり、気楽に生きましょう。 人工肛門ですが、旅行好きです。一人でどこへでも行けます。飛行機に乗って海外にも行けますよ!

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