来年は医療券の更新は無理かな?

今年も医療券の更新書類が来ました。他県は知りませんが、東京都では毎年6月頃に書類が来て、7月中に提出。9月に新医療券が届くというスケジュールになっています。

医療券更新書類
医療券更新書類

まあ、毎年のルーティンワークですので、それ自体はよいのです。毎年ちょっとずつ必要書類が変わったり、病院で調査票を書いてもらうのに6400円もかかったり(公立病院はもっと安いそうです)、それも長年の間に慣れっこになってきました。
何しろこれにより、難病患者の経済的な負担が大分軽減されるのです。

しかし!ここ数年状況がずいぶん変わってきました。まず、助成対象の難病がずいぶん増えました(56>330)。これまで助成対象ではなかった病気の患者さんには大きな福音でしょうし、それ自体は喜ばしい事ですが、それに伴って財源対策のため助成額は大きく減らされることになってしまいました。
以前私の場合は通院での自己負担額はせいぜい2千円程度(その前年の収入によります)、入院手術となっても5千円程度でした。2年前くらいの制度改革によりその自己負担額は1万円~2万円に大きく引き上げられてしまいました。
既に対象になっている患者に対してはいきなり大幅に上がるので、救済として3年間だけ半額となる措置がとられてきました。私の場合一ヶ月の自己負担額は最大で5千円です。しかしその措置が今年の12月で切れるのです。

経過措置期間満了のお知らせ
経過措置期間満了のお知らせ

今回の更新でも、過去1年間に1ヶ月33000円以上掛かった月が三月以上なければ更新できないようです。私の場合昨年の手術にギリギリ掛かるので多分大丈夫のようです。33000円というのは3割負担で1万円以上になるかどうかというリミットラインのようで、自己負担上限額を1万円にするので、それ以上掛かる患者じゃないとこの制度の適用を受ける意味が無いということのようです。
私の場合、通常の経過観察とロペミンの処方だけだと2万5~6千円程度にしかなりません。3割負担ですから8千円ちょっと。そのうち5千円を自己負担して残りの3千円ちょっとを公費負担してくれるということになっていたのですが自己負担上限が1万円になると、そこに届かないわけです。

ひとまず今年更新されて、9月に新医療券が来ても、12月までは5千円の上限が適用されますが、来年は医療券を使う意味はほとんど無くなります。そして来年の更新時には6千円以上を掛けて更新手続きをする意味は無いのではないかと思っています。
ただ、現在G-CAP、L-CAP等の高度医療を行なっている方や、今後手術を控えている方は話しは別です。私はもう手術も一通り終えて、経過観察と処方だけですからね。

投稿者: ibdlife

潰瘍性大腸炎を20代で発病しましたが、既に私も50代。思えば長々とこの病気と付き合ってきたものです。まあ大病しても人生どうにかなるものです。絶望したらそこで終わり、気楽に生きましょう。 人工肛門ですが、旅行好きです。一人でどこへでも行けます。飛行機に乗って海外にも行けますよ!

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