古い友人との再会と潰瘍性大腸炎

先週末、高校の頃同じロックバンドをやっていた友人に会ってきました。実に三十数年ぶりです。彼は私の同世代では飛びぬけて上手なギタリストで、後に奨学金で知る人ぞ知るバークリー音楽院に行ったほどの名手でした。

当然プロのギタリストとして活動していたようですが、その後全く消息を聞かなくなり「どうしているのだろう」と案じていました。同じように最近再会した高校時代の友人から現在の住所を教えてもらえたので、まずは年賀状から、そして電話と言うステップで今回会うことが出来たのです。

彼は当時から少し大人びていて、それは彼の親の海外赴任のため私よりひとつ年長と言う事とも関係しているのかもしれません。当時から穏やかな物腰で、時々シニカルになるもののいつも落ち着いた人格者に思えました。そしてそれは今回の再会でも印象が変わることはありませんでした。

少し痩せてるなと思いましたが、話を始めてみて驚きました。彼は3年前に潰瘍性大腸炎の告知を受けていたのです。今はまだアサコールの服用がメインで、プレドニン等のステロイドの投与は行なわれていないようです。L-CAP、G-CAPもまだのようでした。主治医からは食事の制限は受けていないものの、保健所での指導でかなり節制しているそうで、もう長い間乳製品や肉は口にしていないとの事。痩せているのも頷けます。
私が長らく同じ病気だと言う事、既に手術済みであることを話すと色々な事を聞きたがりました。私がかつてそうであったように、不安によって情報に飢えている感じです。私が知る限りのことを、出来るだけ不安を与えないように話してきました。それが少しでも彼の役に立てればと思いました。

多分今が一番精神的に辛い時期かもしれません。薬を飲んでいるのにちっとも良くなった感じがしないとの事。ギター講師の仕事をしていたそうですが、その仕事も治療のために休んでいるそうです。
この病気は精神を病まないように出来るだけ気をつけないといけないという事は念入りに教えました。私がそうだったように鬱になってしまうと人とも会わず、自宅に篭りきりになり、そしてどんどんストレスを溜めて悪化させてしまいます。
しかし、彼もいまは出来るだけ友人に合うことも避けているようです。「もっと外に出て人と会った方がいい」とは言いましたが、彼の今の心情を慮ってもなかなか難しいかもしれません。私がアクティブになれたのもここ数年のことですし、手術あってのことです。
「また会おう、連絡するよ。」「分らない事があったらいつでも電話して欲しい。」と伝えて2時間ほどの「お茶」の時間は終わりました。

懐かしい思いとともに、自分が辛かった時代のフラッシュバック、そして彼の今後を思うと出来る限りのバックアップをしてあげたいと言う思いで帰ってきました。いつか彼とまた一緒にギターが弾ける日を夢見て。

投稿者: ibdlife

潰瘍性大腸炎を20代で発病しましたが、既に私も50代。思えば長々とこの病気と付き合ってきたものです。まあ大病しても人生どうにかなるものです。絶望したらそこで終わり、気楽に生きましょう。 人工肛門ですが、旅行好きです。一人でどこへでも行けます。飛行機に乗って海外にも行けますよ!

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