潰瘍性大腸炎(UC)と判って最初の治療が始まりました。薬はサラゾピリンと整腸剤の服用です。オレンジ色の大型の錠剤、サラゾピリンは当時UC治療の主要な薬でしたが、とにかく大きくて飲みにくかったです。当時は丸型の錠剤でしたが、最近は長円形に変わっているようですね。
これを長期に服用すると、薬剤の色の影響でしょうか、肌がだんだん黄ばんできます。爪も黄色くなってきます。白目も黄ばんできます。尿もまっ黄色です。びっくりしたのは精液も黄色くなります。これのために家内の健康が心配で夜の生活に影響が出ました。実際は影響は無いのですが、当時はインターネットも無いのでそんな情報も入手できず、主治医に聞くのも恥ずかしいので控えるしかありませんでした。
しかし、サラゾピリンは発病当初はよく効きました。数週間の服用で下血は治まり緩解状態に入りました。
※サラゾピリンの影響:男性が長期に服用した場合、精液が減少するという副作用はあるそうです。しかしパートナーへの影響は心配しなくてもいいとのこと。
※緩解(寛解とも書く):この病気になって初めてこの言葉を知りました。症状が治まる状態が継続する事ですが、医師との会話、患者同士の会話でよく出てきます。逆に症状が悪くなる事を「再燃」や「増悪(ぞうあく)」と言ってました。