やっと入院当日です。入院は6/4土曜日、日曜を挟んで手術は月曜朝9時からです。
朝10時に病院の受付に行き、必要書類を確認してもらいます。手続きが終わると病棟から看護師さんが迎えに来ますので付いて行きます。14年前と同じ5階の消化器病棟です。エレベーターを下りたところにあるロビーで、まず簡単な入院生活のレクチャ。
病室に案内されると、私のベッドは6人部屋の廊下側でした。まあ2週間の予定なので暗くとも我慢できます。窓側2つとも空いてるんだけどなあ、と思ってもそうは行きません。患者の要望を聞いていると収拾が付かなくなるので、基本的にベッドは無作為にアサインされます。ただし、入院が長期に及んだり、ちょっと鬱が入ってたりすると、窓側に移してくれる事もありますが、こういうことは病室で交渉してはいけません。他の患者に筒抜けですから、我も我もとなるので決して聞いてくれません。こういう事はこっそりと病室外で看護師長に直接交渉するのです。
ベッドや病室の装備は14年前とそれほど変わっていません。病室は収納が少なくて困りますね。タオルや寝巻きがかなりのスペースをとるので下着程度しか入れることが出来ません。私は替えのパウチを10セットほど持ってきてましたのでギリギリ。ノートPCはベッドサイドにひとまず置くしかありません。
テレビはプリペイドカードを買ってそれを差し込んで観るタイプです。千円で8時間ほどだったと思います。14年前はこのカードのユニットに有線LANの差込口があって、そこからノートPCでインターネットが出来たのですが、今回それは無理。自前でモバイルwifiもって来ておいてよかったです。
入院時にいくつか「売店で買って用意して下さい」と言われる物があります。今回は腹帯とサブパッド(尿取りシートみたいなもの)を2枚ずつだけでした。14年前に買わされた、血栓防止の白タイツや肺機能アップのトライボールは今回は買わされませんでした。トライボール14年前のを持ってますけどね。
腹帯も14年前の木綿のいわゆる「さらし」タイプのものを4枚持ってきましたが、「これは最近の看護婦は使えない」との事で、マジックテープで留める新しいタイプのものを買わされました。必要数は2枚だけなんですが、これ必ず後で足りなくなって買い増しが必要になります。
初日は入れ替わり立ち代り色んな人が挨拶に来ます。担当看護師は今回はすみれチーム。H病院のナースたちは相変わらず若くてキャピキャピしています。何で系列病院のM病院とこんなに雰囲気が違うんでしょう? さすがに14年前に会った看護師さんは一人もいませんでした。でも師長さん多分見たことあるんだよなあ。
リハビリを担当する理学療法士の先生も来ます。14年前と異なり手術後はこの先生の指導の下、リハビリを行ないます。「勝手に歩いてろ」では無くなりましたが、その分手も抜けなくなりました。なお、このためだと思いますが、病室で使う履物は踵のあるものに指定されてました。そのためクロックス率が非常に高いです。
次に家内と2人で呼ばれて麻酔担当医師からの説明を聞きます。これは何度も手術を受けているのでいつもと同じ。最後は執刀医のKb先生と別室で手術の説明を受けます。主担当医はKb先生、副担当が30代中盤に見える若いS先生です。家内には悪い事は話してないのですが、ここでKb先生が手術のリスクの話を始めて「あちゃ~」でした。腸のヘルニアや短腸症候群の話しはあえてして無いですからね。まあそれでも家内は落ち着いて聞いてたので幸いです。後で「知ってたの?」と訊かれて「ど、ど、どうだったかなあ」ととぼけましたけど。
その夜はニフレック前に食べるようなレトルトのシチューが出ました。小腸しかないのでニフレック洗腸はしませんが、翌日曜からは絶食です(水分は前日までOK)。点滴も日曜から始まります。
まあ今回で4回目の開腹手術。もう入院慣れ、手術慣れしてるのでどうってことは無いです。でも手術はこれで最後だなあと考えながら月曜日を迎えます。